ケチらない東北。景勝地と龍泉洞
11月14日火曜日 野田〜宮古
昨日は隣で若者たちが車の改造かなんかしててなかなか寝つけませんでした。
駅と道の駅が一緒になってるところは夜中も結構騒がしいです。
そんな中でもいつの間にか眠りにつけてるという事は、結構神経が太くなってるのかも。
なんかあってもタコちゃんがいるという安心感もあるのかも知れません。
女一人だったらもっと慎重になりそうです。
さて、昨日食べた豆腐田楽が美味しかったのでまた買いに行きましたが、まだやってませんでした。ショック!
かわりに味噌おにぎりとアンドーナツを買って朝ごはん。
後半戦に向けて温かい緑茶用の水筒を1つ買い足しました。
やっぱり緑茶はホッとしますねぇ。
ニンニク風味の味噌が塗られた焼きおにぎりと緑茶は最強コンボでした。
そうそう、やっと小さなヤカンを買いました。今までお鍋でお湯を沸かしてましたが、やっぱりヤカンは便利ですね。もっと早く買えば良かった。
今日は、北陸の景勝地を巡ります。
海沿いをずっと走って、
何か展望台発見。
宮沢賢治先生の石碑。色んなとこにあったんだー
そして、北山崎へ。
なかなかダイナミックな景色です。
第一展望台から350段ほど階段を上ったり下りたり
して第二展望台へ。
そんなに景色は変わらないかな。
結構いい運動になりました。
ビジターセンターに入ると、映像コーナーがあったので少し観て、
岩手のガイドブックがあったので情報収集。おぉ、宮沢賢治先生は岩手なのか!
花巻に記念館的なのある。そこ絶対行くーーー!!
それから、鵜の巣断崖へ。
車を止めて少し歩くと、
リアス式海岸が一望できます。
リアス式海岸丸わかり!
海きれい。
駐車場に戻ると、隣の車のおじさんに
九州のナンバーだけど、これからどっちさいくんだ?と聞かれたので、南下しますと言うと、それなら良かったー、タイヤ見たら夏タイヤだから北に行くならこれじゃ危ないから心配してたんだーと言われました。
優しいなぁ。
九州の方も地震があってたけど大丈夫だったか?と聞かれました。
本当に優しいです。
それから、震災のことを話してくれました。
これから少し東日本大震災について書きます。
太平洋側を走っていると、こういう看板が何度も何度も出てきます。
津波浸水区域です。
その度に、え!?こんな所まで?と驚きます。
そして、どこもかしこも護岸工事をしていて、高い防波堤を作っています。
集落から海は全く見えないくらいの高い堤防。ずーーっと続いてるんです。
川が海に流れ込む河口では、大きな水門が作られていて、防波堤のはじっこである山側の道路と集落のある道路の間にも大きな水門がある所もありました。
もう二度と、繰り返さない。という強い意志が見えて、本当に凄いと思いました。
また同時に、津波を経験していない地域でも、もしもの時に備えたこういった整備が必要なんじゃないかと思いました。
私の父も漁師で、海のすぐそばに住んでいます。高い防波堤なんてないので津波が来たらすぐにのみこまれてしまうでしょう。
もちろん、ものすごいお金のかかる事だし堤防があることで日常では逆に不便になることもあるかもしれないけど、本当に何かあってから、失った人は戻ってこないから、危機感を持ってあらかじめ何か対策をした方が良いんじゃないかと改めて思いました。
この太平洋側のルートを走っていると、6年8ヶ月経った今でも津波の爪痕に気づくことが多くて、いかに大変な事態だったのかに驚きます。
真新しい建物ばかりだったり、ナビと道路が全然違ってたり、工事中だらけだったり。橋が途中でなくなってたり。
常に看板で、津波の高さとか、ここからここまで津波が来たとか、津波が来た時の避難路とか、至る所で津波のふた文字を目にします。
もちろん大惨事の教訓として忘れない事も大切だとは思うのですが、
津波で家や家族を亡くされた方は毎日このふた文字を目にして辛くはないのかとも思いました。
これからさらに南下するともっと被害の大きかった町になります。
今の私に出来ること、正直分かりませんが、東北ではお金をケチらずにどんどん使って、東北の良いところをいっぱい紹介したいと思います。
本当は、何も知らない私がこういう事を書くのは止めとこうと思っていたんですが、高い高い防波堤がたくさん出来てるのを見て、本当に凄いと感動して、こんな風になってるとは私は知らなかったのでどうしても紹介したくなってしまいました。もし、気分を悪くされるような事を書いていたらごめんなさい。
龍泉洞は、入洞料が千円もするのでどうしようか悩んでましたが、ケチらない東北がテーマなので思い切って行ってみました。
日本三大鍾乳洞の1つらしいです。
入り口の前に龍泉洞の水がありました。
飲んでみると、とっても美味!Ph7.5とはなかなか!!すっと体に染み込みました。
中に入ると、天井から水滴が常に落ちてます。ここの見所は、地底湖です。
98メートル!
歩道は整備されてますが、天井が低い所もあり、洞窟気分を少しは味わえます。
鍾乳洞ではよくある、何かに見える鐘乳石シリーズ
ビーナス?
獅子?
などを見つつ、あっという間に一番奥の第三地底湖に着きました。
世界一の透明度だそうです。
確かにきれい。。落ちたらどうなるんだろう。
救命浮き輪はあるけど。
そこから急な階段を百何十段上がり、上からの展望。
ひんやりとした鍾乳洞で汗だくになりました。
割とあっさりと終わってしまった。。
天然記念物のコウモリも見つけられなかったなぁ。
共通チケットの新洞科学館
てっきり資料館みたいなもんかと思っていたら、ここも鍾乳洞でした。
なかの写真撮影は禁止。
どうやら、鍾乳洞の中で土器の破片や動物の骨などが見つかり、縄文時代にここで生活をしていた人々がいたという事が分かり、調査中みたいです。
色んなタイプの鐘乳石があり、面白かったです。
こういう鍾乳洞の調査とかする人になってみたいなぁ。
それから宮古市に向かいます。
何か美味しいお店はないかなぁと調べていたら、良さげなお店発見!廃業してます。また発見!廃業してます。
うーーん。残念。。
宮古の道の駅の周りは工事中で、道の駅だけがポツンとあります。
新しくてすごく綺麗。
調べてみたら、宮古市もかなり津波被害が大きかったようで、この辺りは全て海水にに浸かっています。
駐車場でお相撲を見て、晩御飯はスーパーへ。6時半だというのにお弁当やらがもう半額に!
ケチらない東北宣言はどーした!?
と言われてしまいそうですね。これからこれから。