食うか食わないか、富山ブラック
6月5日 月曜日 晴れ/能登島〜富山
昨日残った釣りエサを消費すべく朝からタコちゃんは釣り。
私の竿は折れてしまったので、優雅に読書タイムです。
今日は富山まで行きます。
前に出張で行った事があり、紅葉の黒部ダムは最高でした。
最高峰が622メートルの皿倉山という北九州で育った私にとって、3000メートル級の山々に見守られている富山はまるで別世界のようで、何かワクワクします。
道の駅 新湊で白エビバーガーを食べました。
かき揚げバーガーでした。玉ねぎでカサ増しするのはどうかと思います。
ここの道の駅には富山湾のお魚たちが泳ぐ水槽があって楽しいです。
前にテレビで、富山の回転ずしはレベルが高いというのをやっていました。
安くて新鮮でネタが大きくて、そんな内容だったと思います。
ネットで調べて、高評価の回転ずし屋さんに行きました。
ごめんなさい。
正直、こんなもんかと思ってしまいました。時期も悪いんでしょう。
醤油も、もう薄い文化圏なんですね。残念です。my醤油で食べたかった。
高いし、お腹いっぱいは食べずに店を出ました。
でも、北陸でびっくりしたのは、スーパーで売ってるお魚の安さと新鮮さ!
朝獲れの60センチくらいのブリ?的なお魚が1800円くらいだったり、30センチはある大きなカワハギが肝付で300円とかだったり。
我々には寿司屋に行くよりスーパーでお刺身買って食べたほうが安いし満足できそうです。
近くに400円くらいで入れる温泉がいくつもあったので、行ってきました。
石川とはまた違う感じのお湯で、これも結構良かったです。
ほぼ毎日、色んな地域の温泉に入っているのでお肌がどんどんツルツルになっていくのが分かります。嬉しい。
休憩室でしばらくゆっくり。
富山の観光スポットでも調べようと思い、観光サイトでスポットを地図表示でみると
わわわ!
さぁ
富山ブラックと行きましょう!!
富山ブラックの原型といえるお店は、労働者達のために、米がたくさん食べれるような塩気の強いラーメンを作ったそうです。
その後、そのラーメンを継いだお店が富山ブラックと言われるようになりましたそうな。
元は労働者達の為に作られたラーメン。
無職の私がいただいて良いのでしょうか。
その元祖と言われるお店をネットで見ると、評価は好きか嫌いか別れ、嫌いな人はものすごく酷評してたので、行くかどうか迷いました。
食べやすくマイルドな富山ブラックのお店も候補にあったのですが、折角だしものは試しに行ってみることにしました。
めちゃくちゃ塩辛いらしいですよー。
けど私の舌は労働者の舌なので実はそんなに心配はしてません。
かっぱえびせんに追い塩するくらいですから。
まだ早い時間だからか、我々しかお客はいません。
細長い店内に、サイン色紙やなぜか浮世絵が飾ってあります。
中華そば小750円とライス小120円を注文。
ご飯のおかずになるラーメンのくせに何故ライスが小しかないのか、甚だ疑問。
さぁ、運ばれてきました。
富山ブラック、これいかに!
見た目は真っ黒。
麺は太くてぶりんぶりんですねー。
太めに切られたネギ、メンマ、たっぷり入ったチャシュー。
かき混ぜて食べると良いと書いていたので、まぜまぜ。
レンゲは置いてません。スープは飲まない方がいいという事なのでしょうか。
まずは麺から。
しっかり噛み応えのある麺で、割と好きです。
スープは、うどんのスープに醤油と塩をどばどばっと入れた感じ。
もし、彼女や奥さんが「ちょっと入れすぎちゃった!テヘペロ!!」って出してきたならちゃぶ台返しするくらい。
けど、こういうものだと分かって来て食べると、結構美味しいです。
何が塩辛いって、メンマですよ。
メンマを塩漬けにして5000年くらい寝かせた感じです。
いや、もしかしたらこれはメンマの形をした塩なのかもしれません。
何年にも及ぶ長い侵略戦争、塩軍がメンマ軍に勝利し、先住民であるメンマ国民を強制排除し、塩国民だけの塩王国を創り上げたという物語が頭の中で再生されました。
そのくらい、メンマの面影はなかったです。
チャーシューも結構塩気が残ってます。
昔ながらの感じのチャーシュー。
なんといっても、1番美味しかったのは、ラーメンを食べた後に飲む冷水でした(笑)
こんだけ言ってますが私は嫌いではありません。これが好きな人の気持ちは分かります。
おかずになるラーメンという意味はわかりました。
いろんな文化があって、ラーメンの奥深さを感じました。
一つ気になったのは店内の臭い。トイレにある手洗い洗剤のママレモンみたいな臭いが食べてる時にもしたのが嫌でした。
お客さん多かったらラーメンの匂いで気にならないんでしょうけど。
我々が出た後、インド人ぽい人たちが入って行きました。
この味をどう思うのか聞いてみたかったです。
ラーメン屋を出ると綺麗な夕焼け!
15分ほど歩いて富山市役所に行きました。
可愛いマン蓋
キレイな市役所
ここは、無料で展望台に行く事が出来るのです。いい取り組みですねー!
地上70メートル。
360度、富山が見れます。
キレイ!!
山が見えたらもっと凄いんだろうなぁ。
望遠鏡があり、発電ハンドルを20回くらい回して覗くと、その場所の説明をしてくれます。すごい!ハイテク!
しかも無料。やるなー富山市役所!!
展望台って何時間でも居れる。
出来ればここで寝て、刻々と変わりゆく景色をみたいです。
そう言っても泊めてくれるわけはないので移動。
車でちょっとの場所にあるめちゃくちゃ広い公園の駐車場が今日の寝床です。
走り屋さんがバックファイアーパンパン鳴らしながら公園内をタイムトライアルよろしく周遊してたり、夜中に若者がスケボーの練習してたり、頻繁にうるさい車が出入りする場所ですが、我々の方がお邪魔してる立場なので贅沢は言えません。
昨日から続く虫刺されも痒いし、隣で寝てるタコちゃんのエンジン音もうるさいし、あんまり良く眠れそうにありません。